教務の組田です。深田先生、子供たちの評価については資料が集まっていますか?
はい、テストの採点も、図工の作品評価も済んでます。
それはいいですね。では特活や学校生活の評価は?学習でも意欲などの評価は?
え、えーと・・・。
あ、それ僕も困ってるんです。
点数などに表れない評価は、学期末にやることは不可能ですよ。
はい、気づいたことはメモに残そうと思うのですが。
それはいいですね。では、記入しやすい、後で振り返りしやすい座席表評価を紹介しますね。
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
座席表を使って気づいたらすぐ記入
みなさんは座席表を作っていますか?補欠の先生が授業をしやすくするためにも、座席表はあったほうがいいと思います。
それほど難しいことではないので、ぜひ作ってみてください。
記事の下にワードの8列×5行の座席表のテンプレをワード形式、PDFでつけておきました。あなたのクラスの席に合わせて表を増減させて活用してください。
この座席表の特徴は、名前の下に記入欄があるところです。そこに、その日気づいたところをメモしていきましょう。何でもいいのです。
国語で考えを発表した、算数で周りに教えていたなどなど。簡単なメモを取っていきましょう。
放課後に追加情報を記入して、後からわかるようにする
おそらく授業の合間に記入するので、簡単なメモしか取れないはずです。そのままにしておくと、後日見ても、「このメモ、具体的に何だっけ?」となりがちです。
また、体育や音楽、校外学習など、授業中にメモをとれないような活動の時もあります。
なので、放課後にでも追加情報を具体的に記入し、後から見てもわかるようにしておきましょう。
このように具体的な情報を蓄積していきます。
そうすることで、期末の評価時に役立つ情報となりますね。
所見欄のネタも蓄積できる
そして、この資料は、所見欄のネタとしても非常に有効です。
あなたのクラスに、ぱっと見普通で、長所を見つけ出しにくい子はいませんか?
そのような子の評価は、「いつも笑顔が素敵です。」とか「誰とでも仲良くできます。」など、抽象的なものになっていませんか?
これが、メモを残しておくことで、「体育のドッチボールで、チームが負けそうな時も笑顔で励ましていました」や、「席替えをした時に、積極的に話しかけて班のみんなとすぐに打ち解けていました。」など、より具体性のある所見につながりますね。
座席表にすることで、席替えの参考にもできる。
みなさんは、学期中に席替えを行いますか?また、どうやって決めていますか?
子どもたちに決めさせている?なるほど、子供たちの自主性に任せるのも一つの方法ではあります。話し合いの過程を重視するならアリですね。先生の助言は必須ですが。
くじ引き?それはあまり感心しませんね。メリットはゼロ、デメリットが発生するリスクがありますよ。
具体的なデメリットは、視力の弱い子、集中力のない子が後方の席になってしまう。仲の良い子が隣同士になり、結果授業に集中できなくなる。たまたま後ろの方の席が連続し、不満がたまるなど。
あまりいいことがありません。
もし、学級経営に活かしたいのであれば、座席は担任が決めた方がいいと思います。
グループでの学び合いに取り組みたい、相性の悪い子供同士の無用な摩擦を避けたい、各グループにPCの得意な子を配置したい。
目的のある座席決めは、子どもの学習効果の増大、教室環境の改善に役立つはずです。使わないのはもったいないと思いますよ。
ワードテンプレ公開。ご自由にどうぞ。
最後に、大事なのは分かったけど、表を作るのが大変。ワードやエクセルも得意じゃないし・・・。という方のために、ワードとPDFでテンプレを作りました。
ご自由にダウンロードしてお使いください。
表の行や列を編集するならワード、そのまま印刷して使うならPDFでいいと思います。
評価時期の業務軽減のお役に立てれば幸いです。
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