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先輩教員からのパワハラ、戦わない、服従しない。かわしてあきらめさせる方法を探る

ヒッチハイク 教育コラム

パワハラにはかわす、逃げるがコスパ・タイパ最強~生き残りのメソッド

大導寺校長
大導寺校長

日々の勤務お疲れさん。調子はどうだ?

Web職員室を管理している校長の大導寺だ。

日々の激務、本当に頭が下がる。だが、その上さらにパワハラに苦しんでいるものから相談があった。

まだ経験の浅い先生だ。大変辛いことと思う。本当に心が痛む。

 

どうやら、相手は人前で失敗を責めたり、揚げ足取りをして恥をかかせ、マウントしてくるタイプのようだ。拗れたインフルエンサー志望といった感じか。

それが初任者指導教官や学年主任、管理職だったりするとマズい。

また、「あなたの為を思って。」などというのはさらにたちが悪い。本気でそう思っているフシがあるところが手に負えんのだ。

 

こういうタイプのパワハラは結構目立つので、周りの人間は気づいていることが多い。が、面と向かって注意できるのは少数だろう。ターゲットにされると面倒だからな。

 

だからと言ってあきらめて服従したらそれこそ地獄が待っている。「私の賛同者」として利用される。そして都合が悪くなると逃げる。このタイプの元々の狙いはこれだ。

だから服従だけはしてはならない。

 

コツは「徹底的に受け流し、あきらめさせる」ことだろう。

ターゲットにならない、もしくはターゲットとしては危険だ、と思わせる方法を伝えたい。

 

一人でいると狙われやすい。仲間をつくろう。

パワハラといじめ、同じようだが少し違う。

パワハラはいじめの一種で、先輩と後輩、上司と部下など、立場の上下を利用した一対一のいじめと言えるだろう。

立場を利用するだけなので、パワハラをする側の人間も、意外に打たれ弱い者が多い。複数人を相手にケンカを売るタイプではないので、仲の良いものが集まっているところには攻撃しにくいだろう。

 

そういう意味では、職場内に仲の良いものがいると心強いな。「なんでも相談できる仲間がいる」ということが相手にとっては脅威だ。

 

周りの人間の信頼を得て、「人前で恥をかかせる」機会をつぶす

上に書いた通り、孤立させて攻撃するのが常套手段。だから人前で恥をかかせようとするんだ。

学校という環境では、職員室では他の同僚の前で、教室では子供たちの前で、という場面が考えられる。子供を巻き込むなどとんでもない話だが、大人よりも心象操作をしやすいからやりやすい。

 

若い先生の担当クラスの子供の前で「今の言い方じゃよくわからないよ」「はい先生がもう一度説明するからこっち見て~」などと執拗に主導権を奪おうとする。

そうやって担任と学級の子供たちの信頼関係を削り取るんだ。

 

さて、どうするか。

これは、子供たちとの関係を強固なものにするしかない。

といっても、それほど難しいことではない。いままでパワハラ先生の言うことに右往左往しながらだった学級経営を、自分を素直に出して正直な学級経営にする。

子供たちがわかりにくいといったら丁寧に説明する。間違ったらきちんと謝る。そして一緒に遊ぶ、褒める。小学生の児童ならこれで距離は縮まる。

だがこれでは不十分だ。ただの甘い先生になる危険性がある。

そうならないために、守るべきラインをわかりやすく示し、それを破った子供はしっかり指導する。やってはいけないこと、言ってはいけない言葉、これだけは絶対に許さないというラインを明確に伝える。

とにかく表裏がないことが子供たちに伝われば、絶大な信頼が得られるはずだ。そうなれば、たまに来る先生が何を言おうと、子供たちも動じなくなる。

パワハラ先生が口をはさめないくらいに活発なコミュニケーションを授業中も休み時間もできるといいよな。

 

肯定もしない、否定もしない受け答えで流すスキルを身につける

では次に、一対一で来た時にどうするか。についての対処法を考えてみよう。

君は「暖簾(のれん)に腕押し」という言葉を知っているか?

良くお店の前に下がっている暖簾、あれを力いっぱい押したところで何も起こらないだろう。

張り合いがない。効果がない。という意味で用いられる言葉だ。

この「反抗こそしないが、受け入れる気もない」状態をつくっていくんだ。

受け答えや言葉遣いはは人それぞれだから具体例は難しいが

「なるほど、参考にさせていただきます。」

「確かにそういう考え方もありますよね。」

「へぇ、すごいですね。わたしにはできるかどうか・・・。」

などは結構鉄板かもしれないな。

言っても無駄、と思わせる。そうすることで「こいつをコントロールするのは難しいな。」と感じるはずだ。

一応言っておくが、この受け答えを、周りのすべての先生にしたら嫌われもの確定だからな(笑)。あくまでパワハラ先生に対してだけコレを使うんだぞ。

 

管理職や保護者を仲間にできるか、その辺が難易度の分かれ目

もし、管理職や保護者が味方になってくれれば勝負はついたも同然。パワハラをしてくるものは自分より立場が上の者にはとても弱い。すぐに君をターゲットから外すだろう。

管理職の扱いについては↓の記事にも書いた。参考にしてみてくれ。

 

そうこうしていくうちに、だんだんパワハラ先生も疲れてくる。

こっちは計画通りの反応をしているだけだからたいして疲れない。まぁ、学級経営がパワハラ先生の悪影響で崩れ気味なら、そこがちょっと大変だろう。

ならば学級の立て直しに全力で取り組むんだ。パワハラ先生の相手をしている暇はないな。

そして、パワハラ先生が自分の支配下に置くのをあきらめたら終了だ。

「あいつは使えん」などと捨て台詞を言われるかもしれないが、言わせておけばいい。

君が自由を勝ち取った瞬間だ。

 

もし、君がパワハラ先生に苦しんでいるのなら、参考になれば幸いだ。

他にもやり方がある。もっといい方法がある。など、他の先生、もしくは保護者の方のご意見があればぜひコメントをいただきたい。

そうやって精度と再現性をあげていきたいと考えている。

ご協力を。

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