校長の大導寺だ。
君たちの職場には、悩みや問題を共有できる同僚や上司はいるか?
小学校では、担任がクラスを一人で受け持つことが多い。そのため、学級で起きた問題やそれに起因する悩みなどは一人で抱え込む傾向にある。
日常的に激務の続く日本の教育現場。若い先生も「迷惑をかけたくない」という理由で相談を遠慮してしまうことがあるようだ。
だが、考えてみてくれ。
問題が大きくなり、担任以外の外野から情報が入ってきたころには、事態はすでに手遅れだ。
保護者の間では、あることないことが噂となって広まり、周りの職員は「変だな。」と感じていても、担任から発信しなければ動けない。
問題が発覚したころには時すでに遅し、家庭からの信頼は損なわれ、子どもたちも言うことを聞かなくなる。
ここからの立て直しは正直厳しい。
このころには担任の先生も精神的に追い詰められて、なぜ周りが助けてくれないんだ?こんなに一生懸命なのになぜうまくいかない?なぜだれも認めてくれない?
絶望し、疲弊し、自分の殻に閉じこもってしまう。
そうやって毎年多くの先生が職を離れていく。
自分で退職を選択できればまだいい方かもしれない。もっと切ない選択をしてしまうものもいる。管理職としては申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
このWeb職員室は、そういった先生方の駆け込み寺になりたいと考えている。
もし君が、悩みを誰にも相談できずにひとり苦しんでいるのなら。
どうか、このホームページのお問い合わせや、近く開設するTwitterでの質問箱「Peing」、もしくはDMで、その悩みを打ち明けてくれないか?
今までのわたしの経験から、参考となりそうなヒントを伝えさせていただく。
Twitterのわたしのアカウントで、広く意見を求めることもできるかもしれない。その時には、場合によっては厳しい意見や、いわゆるクソリプ(誹謗中傷)が来るかもしれない。
だが安心しろ。それは私のアカウントだ。誹謗中傷は私が受け止める。
有益な意見だけ抽出すればよい。
そうやって、Web職員室を運営するものとして、先生方が元気に活躍できる環境づくりに貢献していきたい。
だから遠慮は無用だ。
待っているぞ。
P.S.「ただただ話を聞いてもらいたい。」というようなことでも大丈夫だ。その旨伝えてくれれば、こちらで受け止めるだけにする。まぁ、心配のあまりいらぬおせっかいを言ってしまったら申し訳ない。老人の戯言と聞き流していただきたい。
大導寺 匠
コメント